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滝乃川学園は、日本で初めて開設された知的障害者のための福祉施設として知られています。滝乃川学園は、明治24年(1891)、佐賀石井家出身の石井亮一によって「聖三一孤女学院」として開設されました。当初は濃尾大地震で親を失った孤女のための保護施設でしたが、明治30年(1897)、知的障害児のための施設となり、「滝乃川学園」と改称されました。
当初、滝乃川学園は、現在の東京都北区滝野川にありましたが、近隣に軍事施設が開設されたため、明治39年(1903)に現在の東京都豊島区巣鴨に移転し、さらに関東大震災後の巣鴨周辺の急激な都市化に伴い、同じく佐賀出身の大隈重信が別荘予定地として取得していた現在の東京都国立市谷保の8,000坪弱の土地を買い取って、昭和3年(1928)に移転し、現在に至っています。昭和8年(1933)には現在の日本知的障害者福祉協会の前身である日本精神薄弱児愛護協会が学園内において創立総会が行われています。
学園敷地内には、戦後に建設された諸施設が立ち並ぶ一方、移転当初の情景を未だに強く残しており、学園本館や、聖三一礼拝堂等、移転当初の建造物が残り、文化財として整備されつつあります。また、昭和12年(1937)に学園を訪れた秩父宮雍仁親王殿下、同勢津子妃殿下の「台臨記念碑」も当時のまま残されています。
学園は皇室・皇族をはじめ、島崎藤村、勝海舟、近衛篤麿、津田梅子ら著名人が支援したことでも知られ、学園には、創立者石井亮一・筆子夫妻の貴重な遺品を始め、これらの著名人に関わる歴史的価値の高い各種資料も保管され、一部は学園の福祉文化施設とともに一般公開されています(見学は要事前連絡)。戦後は、天皇・皇后両陛下をはじめ、高松宮殿下ご夫妻、常陸宮殿下ご夫妻も学園を訪問されています。
■関連リンク
・滝乃川学園公式サイト
・「石井亮一・筆子夫妻の偉大なる事績」(当サイト内コンテンツ)
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